現役東大生の体験談を大公開!

※2021年12月実施の現役東大生のアンケート回答より

紙の辞書とは一線を画す特徴である、
自分の発音を録音・再生して
お手本の発音と比較できることが、
選択の決め手。

教養学部
葛川 大斗
  • 高校時代の得意科目:英語、化学 
  • 高校時代の部活動:クイズ研究部
  • 目指す職業:クイズ制作

EX-wordを使った学習/受験ストーリー

僕は高校生の頃、旧モデルであるエクスワードXD-K4900を使っていました。(現在は大学入学時に購入したXD-SX9800を使用しています。)通っていた高校がスマホなど携帯禁止だったので、もの調べは紙の辞書か電子辞書で行わなければなりませんでした。そこで電子辞書を選択したのですが、理由はたくさんあります。
持ち運びやすさ、収録されている辞書の豊富さ、検索の早さも理由ですが紙の辞書とは一線を画す特徴が決め手でした
辞書が「喋る」ということ、自分の声を「聞いてくれる」こと。一番英語で役に立った機能なので特筆すると、英単語の発音のお手本がわかる上に自分の発音を録音して再生することでお手本との比較が客観的にできました。辞書の種類の豊富さについても電子辞書では複数の辞書を手軽に比較できるので、そういう単語の説明の仕方もあったかと思うことも利点だと思います。
次は受験勉強での利用についてです。コロナ禍で学校が開いていなかった時期も例外ではなく家で勉強しなくてはならなかった時、もの調べはスマートフォンでもできたのは事実です。しかし電子辞書を利用していました。よく言われることとしてスマートフォンよりも誘惑が少なくて勉強に集中できることも理由でしたが、僕の場合それは最たる理由ではありませんでした。主要因は、受験までの時間が限られている中で、検索エンジン(Googleなど)での検索結果は情報が多すぎたことにあります。その点、辞書は必要な情報がコンパクトにまとまっていた印象です。すぐに結果を得られる入力式の検索の場合、ネット検索では情報過多なので電子辞書をよく利用していました。

EX-wordにまつわる成功体験

僕は高校生の間に英語暗誦弁論大会に参加しました。まず、電子辞書は自分の主張を作文する時に役に立ちました。日本語では同じ意味の英単語が複数出てくることがあるのですが、同じく電子辞書に収録されている英英辞典で微妙なニュアンスをすぐに調べられます。そして読む練習の時、もちろん抑揚なども気にしなければなりませんが、真っ先に必要なのはそもそもの自分の発音が相手に伝わるものなのかということです。ここで辞書の発音機能が役に立ったことは言うまでもありません。電子辞書の助けも先生のご指導もあって、その大会で表彰される結果に終わりました。
もう一つ成功体験を紹介します。僕は高校でクイズ研究部に所属していました。高校生クイズ大会を目標にしていたのですが、その高校生クイズ大会が僕の高校一年生の回から出題傾向が変わってしまい部活動では新傾向「地頭力」の対策をしていました。傾向が変わってから初めての回だったので、仲間内でとりあえずいわゆるひらめきが必要な問題を作りあったりしていたのですが、そこであるなしクイズや並べ替えクイズなど言葉を探さなければいけない時に電子辞書の複数辞書検索や、逆引き検索を利用していました。そういった努力もあってか結果全国大会に進むことができました。

EX-wordのおすすめ活用法

同じ単語でも、一つの辞書で意味を確認するのではなく複数の内容を比較検討することです。小説なのでどこまでリアルを描いているのかはわかりませんが三浦しをんさんの『舟を編む』を読んだ感想の辞書に関することからいうと、各辞書の編纂のされ方には出版社ごとに特徴があらわれていそうだなということです。それぞれの辞書で、記載されている語彙が違ったり、また同じ単語でも説明が違ったり例文が違ったり、と相違点が見つかるのは面白いと思います。クイズを作問する際、調べた言葉が履歴に表示されるのを利用することでメモ帳代わりに使用できます。

EX-wordのお気に入りの機能/よく使う機能

お気に入りの機能は、まず逆引き検索です。現在僕はクイズと謎解きのサークルに所属していることもあって、いつもとは違う見方での調べ方なのでクイズや謎解きを作るときに役に立つことがあります。他にも、できる辞書は限られてはいますが、図から検索の機能もビジュアルからの探索ができるので面白いです。検索以外の機能として「日本文学1000作品」や「世界文学1000作品」では有名な作品を読むことができます。
ここからは個人の事情も絡んでくるのですが、僕の通っていた高校では授業開始のチャイムの予鈴として、ヘンデルの『ハープシコード組曲第1集』第5番ホ長調HWV.430:Ⅳ.「エアと変奏」(通称『調子の良い鍛冶屋』)がながれます。これが「クラシック名曲1000フレーズ」で聴くことができると分かったときは変な感動がありました。(授業開始のチャイムだったのであまり好まれる音ではない認識が学校中で広まっていたので…。)著名な曲も、名前は知らないけれども聴いたことがある曲も、色々なクラシックに触れる機会になると思います。

本文は個人の体験談です。
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