元々サントリーは日本国内のドメスティックな会社だったのですが、時代の流れと共に海外市場での売り上げを伸ばしていく戦略にシフトし始めました。2013年に上場を果たすことで戦略実行における資金面での目途はつきましたが、グローバル展開のためには、人も必要です。つまり国内で活躍している人材がグローバルでも活躍できる人材に成長することが求められてきたわけです。このような中、海外においても社員が力を発揮していけるよう、2年前に「英語力強化宣言」が会社から発表されました。ただし、もちろん会社が英語をはなせるようになりましょう、といったらみんな意識が変わるかというとそうではありません。そこをつなぐプログラムが必要とされていたわけです。
私自身、海外に赴任したときに英語力の無さから大変苦労した経験があったため、英語力を高める必要性は身にしみて感じていました。ですから社員の皆さんにもなぜ今、英語を学ばなければいけないか、自分なりに納得できる理由を見つけて自発的に取り組んでもらえるようにしたいと考えたのです。どれだけ優秀な人であっても、英語ができないだけでチャンスを逸してしまうともったいないですからね。そのためにKEY(京橋英語やってみなはれ)プロジェクトを立ち上げ、各部署にリーダーをつくり、そのセクションにあった英語力強化の方法を検討・実施してもらっています。
人事部 課長
庄司 弥寿彦さん
TOEIC®平均スコアのアップは英語力強化宣言が発表されたときからの課題でしたので、プロジェクトでも模擬テストを実施するなど力を入れていました。スコアアップのためにはTOEIC®関連のコンテンツは大変良いと思いますし、エクスワードを使っているメンバーからは、TOEIC®テスト新公式問題集を繰り返し解いているという声もよく聞きます。またラジオ英会話については、以前から紙のテキストとCDを使い、有志が集まっていっしょに勉強している姿が社内でよく見られましたが、エクスワードには、NHKラジオ英語3講座のテキストと音声1年分がこれ一台に収録されているのに、鞄に入れてもまったく邪魔にならないというのは、非常に魅力的です。入門ビジネス英語と実践ビジネス英語も、基礎固めから実践までレベルに合わせて選べるので、KEYプロジェクトの狙いである自発的な学習に合っていると思います。今ラジオ英語で学んでいるメンバーは、エクスワードを使って学ぶことにより、もっと手軽に、能率良く勉強できると思います。
ただの辞書として使うだけではなく、ネイティブ発音を聞けるコンテンツが多いところがいいですね。英語のトレーニングでは実際に音声を聞いてすぐに復唱するシャドーイングが効果的です。私自身、以前はスマホのアプリを使い、ジョギングをしながらシャドーイングをしていましたが、毎回コンテンツをダウンロードするのが億劫でした。エクスワードを使えばシャドーイングをする際にも自分のレベルや好みにあった内容を選べて、しかもいつでも好きなときにそのトレーニングができます。音声がクリアですし、ネイティブ発音をマスターしていく上でもいい学習ツールではないでしょうか。今後、社内の英語力強化プロジェクトはサードシーズンに入ります。改めてエクスワードの機能やコンテンツをチェックし、その活用方法を考えていきたいです。
現在、プロジェクトはセカンドシーズンが終了、英語力強化の土台づくりを進めています。このプロジェクトは社員一人ひとりの自発的な取り組みが大事になってきます。その意味でこのプロジェクトを推進するKEYリーダーの存在は大きく、私は各リーダーがより効果的なアクションを起こせるよう、バックアップをしています。
70以上の英語学習コンテンツが用意されていて、一つひとつのクオリティが高いエクスワードはやはり魅力的です。引き出しが多い分、各自が自分に合ったコンテンツを見つけられる確率も高いと思います。
私自身は単語をリズミカルに覚えられるキクタンが気に入っています。以前単語帳で利用していたので、エクスワードでまず使ってみたコンテンツがこれでした。TOEIC®対策用にスコア別に頻出単語をまとめてあるTOEIC®Testシリーズもさらに使いこんでみたいと思います。
コンテンツがたくさんあり過ぎて、まだすべてのコンテンツを試しきれていません(笑)。CEOとしては、自分が勉強するだけでなく、社員の英語学習のサポートを、エクスワードの様々な機能を引き出しの一つにして行っていくつもりです。
人事部 CEO(Chief English Officer)
樋口 麻里子さん
「TOEIC®の点数を伸ばしたい人にはこのコンテンツ。モチベーションが上がらないときはこの機能」と言ったように、具体的にその人の状況やコンディションにあったコンテンツや機能を勧めていけるようになれば、もっとエクスワードを英語力強化に役立てられるのではないかと思います。今後は実際に使っている人に、お気に入りのコンテンツを随時聞いていくことで、社員の英語力強化を推進していきたいと考えています。
また、KEYリーダーの中には自部署の英語力を高めるために自分で模擬テストをつくっている人もいます。そういったリーダーにはエクスワードにあるTOEIC®テスト新公式問題集を勧めたいですね。公開テストと同じ問題形式と問題数なのでTOEIC®のスコアアップをするには大きな力になるのではないでしょうか。
部署で単語のテストを実施しています。営業のメンバーはやはり数字には敏感です。単語テストの結果をフィードバックすることにより、皆さんに「英語をやらなくちゃ」という意識が芽生えてきました。TOEIC®の部署平均点も少しずつ上がってきました。
いつでも使えてとても便利ですね。私はTOEIC®関連のコンテンツをよく使っていますが、営業で移動することが多いので電車や出張中の飛行機で勉強するようにしています。以前使っていた紙のものは持ち運びに不便でしたし、スマホなどで勉強しようとしても、フライト中は電波が届かず、勉強が中断することも多くありました。逆にエクスワード に出会ってからはいつでもどこでも勉強できるので、単語テストや例文テストのある「新TOEIC®テスト英単語・熟語マスタリー2000」や現在獲得しているスコアごとに本番と同じレベルのリスニングやリーディングテストが受けられる「新TOEIC®テストスコアアップ」などTOEIC®関連のコンテンツを積極的に活用するようになりました。
広域営業本部
KEY(京橋英語やってみなはれ)プロジェクトリーダー
井上 美和子さん
同じTOEIC®対策のコンテンツでもクイズ形式のものなど、楽しみながらできるものがあります。英語の勉強は継続していくことが大事ですので、楽しめるコンテンツがあることで挫折せずに続けられるのではないでしょうか。英語に抵抗がある人は「はじめての新TOEIC®テスト全パート教本」からスタートしてもいいですね。またエクスワードは英語学習専用ではなく、様々な分野のコンテンツがギッシリ凝縮されています。
エクスワードを開き、楽しむ習慣が身に付けばそれだけ英語学習への抵抗も軽減していくかも知れませんね。私は学生時代に好きだった日本史や世界史のコンテンツもよく利用しています。
会社のグローバル化に伴い、海外の財務担当と英語でやりとりすることが増えてきました。最初はメールのやりとりだけでしたが、最近は電話がかかってくることも。その時に大切にしているのは、自信をもって堂々とコミュニケーションすることです。
以前、Skypeで外国人と英会話レッスンをした際、自信がないため最初は気付かないうちに声が小さくなってしまっていたのですが、その相手から「少しくらい間違っていても、堂々と大きな声で自信をもって話せば相手に通じる。極端な話、単語さえ聞き取れれば理解できる。」とアドバイスされました。その後、別の外国人とレッスンをした際、自信をもって大きな声で話したところ、確かに以前よりスムーズに会話ができましたし、何より英会話を楽しいと感じることができました。
そうしてレッスンを重ねた結果、業務中に海外からの電話対応した際にスムーズに会話ができ、電話を切った時には部内から拍手をもらいすごく嬉しかったですし、自信になりました。
細かい文法を気にするよりも、より多くの単語を覚えて自分のものにしておくことだと考えています。英語はコミュニケーションツールなので、自信がつくのはやはりコミュニケーションが取れた時だと思います。単語が瞬間的に出てくればいざという時にすぐレスポンスでき、その積み重ねが自信に繋がるのではと思います。
財経本部
KEY(京橋英語やってみなはれ)プロジェクトリーダー
小穴 善智さん
正しいスペルや意味を確認できるだけでなく、同時に正確な発音もわかるのが助かっています。またマイク機能を使えば内蔵されているマイクで自分の発音が録音でき、ネイティブ発音と聞き比べられます。ネイティブに発音が近くなってきたと実感できると、自信にもつながります。
部署横断の取り組みで、様々な講演を企画しました。著名なゲストを呼んでご自信の体験を踏まえて英語に関する話をしてもらうことで、社員の皆さんの英語との距離感が以前より身近に変わってきたように感じています。英語学習には勉強の方法論だけではなく、モチベーションを維持し続けるために、なぜ学ぶのか、学んで何をしたいのかという動機づけが大切だと思います。
一人ひとりが英語学習に対して、やらされるのではなく、納得感を持って取り組めるようにすることが大事ですね。
いくつか気に入ったコンテンツがありますが、「英会話ビジネスひとこと辞典」や「電話英会話ミニフレーズ」がお勧めです。一つ一つ文法を理解するのではなく、そのまま会話を覚えてしまったほうがいい場合もあると思います。自分の体験からも、その場面での定型英会話を覚えておけば、実際にコミュニケーションする際に一番役立つのではと思っています。自分の中の英語表現が増えていくと達成感もあります。本屋に行けばいろいろな英会話のマニュアル本があふれていますが、「あれもこれも」と迷うなら、まずはエクスワードで様々な会話のフレーズ集を勉強してみるのがいいかも知れません。